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野に咲く花のように1

by 遠藤響子

 こんにちは。遠藤響子です。これからしばらくの間、時々文章を書こうかなと思います。いつまで続くか全然わからないのだけれど、それもいいかなということで。お話しなのか、エッセイなのか、詩?、手紙?自分でも決められずにいますが、心に言葉が湧くそのままにやってみようと、それだけは決めました。

「野に咲く花のように」①

「本当の旅」

 女の人の心の中には二つの生き物が同時に生きています。どちらも生命力に満ち、若ければ若い程、両者が相手を理解するということなどとても不可能、愛し合うなんて夢のまた夢です。落合恵子さんの言葉を借りると「メデューサとミューズ」の戦いが内部で果てしなく続いているようなもの。怒りを溜め見た者を呪い石に変える力と、女神のように光り輝き君臨する力です。この二つのMがくんずほぐれつ、主張を繰り返しながら、時に衝突し、波にもまれ、荒ぶる山を乗り越え、時には耐え、時にはやり過ごして「私」は生活をします。まるである時には人を助け、ある時には人の命をうばう、ある意味危険な、要注意な薬草を使った薬づくりを身体の中で行っているようなものです。「イヒヒ」と不気味な笑みを浮かべながら、グルグルとなべを掻きまわす魔法使いはやっぱり「女」でなければならない! だって「魔女」という言葉はあっても「魔男」という言葉はありませんから。

 おまけにその薬づくりは誰かが作ったレシピでは自分には合わず、自分専用のレシピを長い時間をかけて作らなければならない。生きるって「自分のレシピ」を探し続けているようなもの。そしてその期間の長いこと! 調合がうまく行くときもあれば、行かない時もある。思春期から始まり、月のものがあるうちは二つのMの差はとてつもなく大きく、自分の命のシステムにほぼ飲まれて生きるしかありません。ホルモン様の言う通りに生きるしかないのです。

 私が「野に咲く花のように生きたい」などと思い始めたのは、一体何歳ぐらいの頃からだったでしょうか。少なくとも自然に「みつばち」が寄って来ていた頃には思っていなかったはずです。だって自分が本当に「花」でしたから。でも本当に「花」だった頃はとても不自由でした。獲得しなければいけないものが多々あり「〇〇すべき」ことがたくさんありましたから! それらをちょっと書き出してみようと思います。

・人には感じよく接しなければいけない(女の子だから????)

・髪の毛はツルツルで天使の輪がなければいけない(そういうリンスの宣伝を教祖のお言葉のように思っていましたね(笑)

・洋服はさりげなく自分を主張するものでなければいけない

・「臭い」と言われたらおしまいだ(不潔という表現をよく使いました。今では死語かもしれません。)

・呪詛のような「♪ともだち百人できるかな?」

・お母さんを怒らせてはいけない! 嫌われないようにしなくちゃ!(これはとても大きなテーマなのでまたいずれ。)

・人を自分を愛さなければいけない(あ、またこれもどでかいテーマですね)

・寛大でなければいけない、賢くなければいけない、思いやりがなくてはいけない、見栄えのよい彼氏をゲットしなければいけないなどなどなど。

あなたにもあるでしょう?(たくさん)

 これからこのエッセイのようなものを通じて私の心は本当は一体何を求めているのか、探って行きたいと思っています。

「本当の旅」

あなたが迷う時 私も迷っています

あなたがうつむく時 私もうつむいています

違った空気が流れても 知らない言葉を使っていても

私たちは、なぜだか一緒だからです

ここから逃れたいという人がいます

舌にピアスをし、髪の毛を逆立てたり

自分には違う考えがあることを大きな声で主張したりする人もいます

もちろん主張できない人もいます

心の中が爆発しそうになっていても…

どのように生まれても、どんな生き方をしても、夜、涙で枕を濡らす日は必ずあります

まるでそれは生まれ持っての権利や義務であるかのように、決してそれらから逃れることはできません

人をうらやむ時、それは本来の自分と分離している時です

命という大きな足かせに気づいた時

隣人と自分とは何も違わないことに気がつきます

これに気がついたなら…

ここからが本当の旅の始まりです

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